設計・監理業務
胡桃設計では、「ほっとする住まい」を提案しています。
どんなに楽しい旅から帰っても、家に着くと「ほっとする」のではないでしょうか?胡桃設計は、闘う家ではなく、鋭い感性を磨く家ではなく、見た目のデザインだけの家ではなく、基本的な性能をきちんと満足させた上で「ほっと」息のつける家づくりを考えています。
基本的な性能をきちんと満足させた家とは「見えないデザイン」を大切にした家です。雑誌のグラビアやテレビには、格好の良い家が沢山ありますが、グラビアやテレビでは「見えるデザイン」の判断しかできません。吹き抜けの大きな窓ガラス・・・確かに格好の良いデザインですが、夏の暑さ対策、冬の結露対策、構造体としての配慮はどうなっているのか、写真では分かりません。コンクリートの打ち放し、屋根の直下に入ったガラス窓なども、同じです。
胡桃設計では基本的な性能としての「見えないデザイン」を次の3つと考えています。
1.構造性能
2.温熱環境
3.室内空気環境
胡桃設計では、構造計算で安全性を確認する必要がないとされている木造2階建ての住宅においても、許容応力度計算を行っています。要望によっては「最低の基準」を定めた建築基準法の1.25倍、1.5倍の強度で構造設計を行うこともあります。
温熱環境についても、立地条件や建築主の意向から断熱材や窓ガラスの仕様を決めて行きます。また結露対策などについても、物件毎に断熱材の種類や内装材の仕様により、総合的に検討を行います。
建築基準法でもシックハウス対策が規定されましたが、それは国の定めた「最低の基準」でしかありません。胡桃設計では「最低の基準」では十分でないと考えています。そのための下地材、内装の仕様を建築主の意向や予算を元に検討します。
これらの「見えないデザイン」を含めて、設計段階では様々な選択肢に対して、それぞれのメリット、デメリットを説明した上で設計を進めて行きます。胡桃設計は、家づくりの専門家ですが、家を建てるのは建築主ご本人なのですから、専門家としてのアドバイスは行いますが、決定は建築主が行うものだと考えています。
新築の他、リフォーム設計も行っています。木造住宅の場合、リフォーム工事の際に耐震補強を行うことなども提案しています。特に「暮らし向上リフォーム」として、温熱環境の改善と構造補強をしっかりとすることにより、中古住宅に引っ越すまでに、リフォーム+耐震補強を行う事例などが近年増えてきています。 工事監理の重要性は、「三権分立の家づくり」を参照してください。
設計・監理費用は、建物の種類と面積に応じて作業時間を規定している国土交通省告示第15号の作業時間を参考にして算定しています。最初のご相談で間取りの提案までさせていただき、その後設計・監理業務のご依頼がない場合には、10万円+消費税をお願いしています。
家づくりの中でも設計事務所との付き合いは深く長くなります。設計する人はどんな人なのか、相性はどうかなど、一度事務所に来て頂ければ色々とお話しできると思います。
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